正しいイスの座り方~骨盤編~
2020.07.01
正しいイスの座り方
how to sit on a chair
正しいイスの座り方
how to sit on a chair
今回は「正しいイスの座り方」についてです。
イスに長時間座って腰が痛くなる原因のひとつに、骨盤が後ろに傾いた猫背姿勢があります。
直立姿勢の時に脊椎は骨盤の上で自然なS字を描いていますが、イスに座ると骨盤が傾いて猫背になりやすいのです。
また、そうした姿勢を続けていると腰の骨が圧迫されますので、負担をかけずに正しく座るには、意識的に骨盤を立てておく必要があります。
そのために実践して欲しいポイントは、
①骨盤を立てる。
腰周りの柔軟性が高い人は、骨盤を強く前傾させても上体は動きませんが、腰の硬い人は少しの前傾でも、胸が張り出して上半身が緊張します。
良い姿勢を保つには腰の柔軟性を高めましょう。
②座具の工夫。
腰と背もたれとの間にクッションを挟むと骨盤を立たせることができます。
クッションを選ぶ際は、骨盤の高さより幅の狭い、15~25㎝程度のものがよいです。
また、あぐらをかく時は、脚の全体に座布団を敷くのではなく、二つ折りにしてお尻だけを高くすると骨盤が立たせやすいです。
こうした工夫で腰や身体への負担を軽減できれば、腰痛や寝違えなどの予防にもつながります。
ぜひこの機会に普段の姿勢を見直してみましょう!